おかわり

たーんとおたべ

「好きになったほうが負け」

10代の頃のわたしは「好きになったほうが負け」だと思ってました。恋愛だけでなく、友達にも。もともと照れ屋なので、感情表現が2ひねりぐらいしてある上に、こんなヘンなこだわりがあるおかげで、人に好意を示すのがとっても苦手でした。好きなのに、伝えられない。もっともっと仲良くなって、いろんな事話したりしたいのに、できない。そんな子でした。「好きになったほうが負け」。それは間違いではないかもしれない。ていうか多分正しい。けどそれは「そんなに重要でもない」ってことにもある時気がつきました。そいで今は連戦連敗。好きになったらスキスキオーラを出しまくる!もうここまできたら、負けてなんぼよ。「好きになったほうが負け」とか、そういうプライドはどっか行っちゃったー!それは年とってずうずうしくなったせいかもしれないし、負け癖ついただけなのかもしれない。‥‥こっそり、自分に自信がもてたからなのかもしれないとも思う。負けても平気になったのは、たとえ負けても帰る場所があるからかもしれない。
いまだに照れ屋は店じまいできずにいるので、やっぱり感情表現は2ひねりほどしてますが、それで伝わんない人とはそもそもご縁がなかったということにしています。
帰る場所がなくなったらあたし、どうなるんだろうとも思います。ただでさえ弱い人間なので。