おかわり

たーんとおたべ

「日本の、これから」考えてみませんか?憲法9条


NHKオンライン


見たお。見逃した方は、下記リンクでの素晴らしい文字起しでどうぞご堪能ください。
ぼやきくっくり | 「日本の、これから」第一部(1)
ぼやきくっくり | 「日本の、これから」第一部(2)
ぼやきくっくり | 「日本の、これから」第二部(1)
ぼやきくっくり | 「日本の、これから」第二部(2)
よしりん発動の「ガンジートラップ」(これって、挑戦的平和論で出てたね!)とか平和ガイドのおじさんとのバトルとか、バラエティー豊かな一般市民の方々の職業(絵描き・ソプラノ歌手・すし屋・無職‥‥平和ガイドもか?)など、ネタに事欠かない番組でしたね。ウキョキョ!‥‥って、ネタはネタとして楽しんだ後は憲法9条を考えましょう。『自衛隊全廃』というようなファンタジー、『ぬちどぅたから』というような逃避論のたぐいは、脇において話を進めます。
要するに‥‥

護憲派 → 9条があるから軍隊をもてなくて、アメリカの起こす大儀なき戦争に追随しなくてすむ。だから護憲。
改憲派 → 9条があるから軍隊をもてなくて、他国に攻め入られたとき自分で防衛できないから、守ってもらうためにアメリカに追随しなくてはならなくなる。そんなブサイクな事はもうイヤ。だから改憲。
護憲派 → 今のまま日本が改憲すると、結局アメリカの起こす大儀なき戦争に追随しなくてはならなくなる。やっぱ護憲。
改憲派 → しかしこのまんま、自主防衛が出来ないまんまだと、我が国の自主性すらあやうくなる。永遠に自分の意見の言えない国のままだ。

こんなかんじ。
わたしは左翼じゃないけど、たしかに今のままの日本が改憲するのは、かなり危ういと思います。
だって、「フォーザフラッグ」とか英語持ち出して、なんかわからんけどアメリカに言われたから〜ってイラク戦争行っちゃって、その後、明らかに過ちだったって事がハッキリしたのにとくに反省も総括もなく‥‥。言われるがまま。自主性、独自性、哲学・倫理観、すべてゼロ。なーんもない。なんだ、これ。あまりにだらしなさ過ぎる。あまりになさけないじゃあないか。英霊に、なんていうのさ。えぇ、右翼の方々?平和ガイドのおじさんが言う『命どぅ宝』は、ガンジートラップであっさり破綻してしまうほどに確かにヒドいけど、まだ「命が大事」って価値基準がある。けど、イラク戦争になんらかの意義や理由や価値感を見出せたか?あの戦争の総括を出来ていない右翼は、平和ガイドを笑う事は出来ないはずです。まともな人間ならば、自らが発した批判は、常に自らに跳ね返ってくるはずだから。
改憲は、するべきだと思う。自分の国がなさけない国なのは、イヤだ。
何かをするにあたっては、何のためにとかどのようにとかどんな理由でとか、ちゃんと考える事が出来なくちゃいけない。それは改憲するにあたっての絶対必要な条件だ。それが出来ないままで、改憲なんかするべきじゃない。そして、それができなければ左翼の危惧は的中する。なのに、『改憲するにあたっての絶対必要な条件』は、まったくクリア出来ていないことが今度のイラク戦争における日本の対応で確定している
マジで改憲したい!っていうなら‥‥
「だってうちには9条があるから‥‥」ではない理由で相手を説得できるようになる!
これじゃないでしょうか?
9条を、逃げ口上にしない。9条をもちださずに、「理」や「義」を理由にして、集団的自衛権の拡大解釈による大儀なき戦争にはおもむかない。9条がなくても平和国家としてちゃんとやっていけるんだ!ってことをキチンとみせなくちゃ、普通の感覚の持ち主なら、だれも納得しないよ。そして、それはもちろん「この出兵にはやむにやまれぬ理由がある!」と判断した時だって同じ事だと思うんだ。「北朝鮮が怖いからアメリカのご機嫌とっとかないと」みたいな理由じゃ、ダメだよね。