おかわり

たーんとおたべ

この世は道場

『ゴー宣道場』は閉鎖主義なのか!? - ゴー宣ネット道場
より。

今はわしが運営費を一人で負担しているが、
すでに数百万の出費。
このままでは1年で1000万円を突破し、
少なくとも動画配信は撤退するしかない。

動画配信、そんなにお金かかるのね。
そんじゃ動画じゃなくてもいいのに。
たとえば『ほぼ日』みたいにしたらどうかな、とか。
あそこは糸井重里が「おもしろい!!!」っておもったことで出来てるサイト。
ちょっと『わしズム』っぽいよね。
いいテキストがたまったら本にして売っちゃえばいい。
テキストメインでめちゃめちゃおもしろいサイト、いっぱいあるよ。



それはさておき。
「道場」って、通ったことありますか?
わたしは小・中学生のころ、剣道をやってたので通ってました。
剣道って、稽古がおわって礼をしたら
先生の元へダーって駆けて
道着をたたんだり、防具を片付けたりしに行きます。
で、そのあと、先生から『本日のお言葉』みたいなのをいただきます。
「お前ね、勉強もせんと剣道ばっかりやってたらあかんぞ。
 剣道はな、昔から文武両道といってやな‥‥」
「勝てばええんとちゃうぞ。一本取れたらええんとちゃうぞ。」
「竹が伸びる時はな、節のところで伸びが一旦止まるんや。
 やけどな、それからスーっと伸びる。
 今、お前は節のところなんや。辛抱やで。」
‥‥と、まあこんな感じ。
今、思うに先生方は、毎日顔をつきあわせるその子が
どんな子か知ってて、今どんな言葉をかけるべきかを考えて
話をしてくださってたんやなあ、と。
こっちも必死で聞いてたなぁ。
「せんせ、前とゆうてはること違うけど、あれはこういう意味なんかなぁ‥‥」なんて。
そうことが出来るのって、大事やなぁ
あの体験はありがたかったなぁ‥‥と、近頃思う。
というのも大人になって、いろいろ自分の考えを伝える必要が出てくる。
そんな時、伝えるべきその人が
どんな個性で、どんな背景で、どんな立場で
何を知ってて、何を知らなくて、何を望んでて、何を望んでなくて‥‥
みたいなのを考慮しながら話すと、割合うまく伝わるってことがわかってくる。
自分が全然知らん人より
自分の近くにいる、よく知ってる人に伝えて
そこから伝播させると雰囲気悪くならない、とかも。
椅子から立ち上がって、その人に会いに行く。
顔をつきあわせて、話をする。
それはある意味、真剣勝負。道場での稽古。
クラブ活動、アルバイト、職場、幼稚園の母友‥‥
毎日顔つきあわせていろいろしゃべる間柄。
山あり谷あり。ウヒョヒョありトホホあり。
そのおもしろさがわからない、というのなら、これはもうしょうがないなぁ。
毎日ボッコボコにされて泣いたりしたけど、通ってたのはなんでやろ?
と考える時、おもいつくのは先生や友達のこと。
つらいこと、かなしいこと、生きてるといっぱいあるけど
誰かに会って、とりあえずお昼とか食べて
「ぬぬ、やりおるな!」と唸らされるような
おもしろい話なんか出来たら
乗り切れる元気が、立ち向かう勇気が湧いてくる。
そんなかんじ。


中学の頃は「お前ね、勉強せなあかんぞ」ってよくいわれた。‥‥アホっぽかったからかなぁ(^^;)