おかわり

たーんとおたべ

読んでてしんどいのが好きってどうなのかしら

ちょっと読んだ。

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)


絵柄もかわいいし、
メジャースポーツではない自転車競技なのに、わかりやすいし
決めゼリフもかっこいい。


でも、なんか物足りなくおもってしまう。
「しんどくない」のです。
読んでて、「もういやや!!やめて!」とおもわない。
同じチャンピオン掲載の自転車まんがである、こちらと比べて
そこんとこ強く思った。

シャカリキ! (1) (小学館文庫 (そB-12))

シャカリキ! (1) (小学館文庫 (そB-12))


山を登るときの画が違う。
『シャカリキ!』のテルはとんでもなくきったない顔する。
汗ダラダラかいて
鼻垂らして
身体をのけぞらせて、心臓バクバクさせて。
運動やった事があれば分かる、あの
「しんどさ」が余すところなく表現されている。


でもまだちょっとしか読んでないし、
そのうち出てくるかもしれんから、
しらん。


どっちにしろわたくしは、読んでて「しんどい」漫画が好きみたい。


『スラムダンク』とか『リアル』も、しんどかったなぁ。
『リアル』は精神的にもしんどい。
でも「しんどいだけ」は、いややったりする。
テレプシコーラ』や『残酷な神が支配する』は気が重い。
重すぎ。
なぜこんな気持ちにさせられなければならないのか?と、作者に問いたくなる。
結局すばらしいので読むけど。
『この世界の片隅に』はベストな「しんどさ」でした。


なんでこんなに「しんどさ」に惹かれるのか。
心揺さぶられるってそういうことだから、なのかな。
まるで自分が体験してしまったかのように、「しんどく」なる作品。
息をするのを忘れてしまって、苦しくなってしまったりする作品。
そういった体験をさせてくれる作品は、
同じように「たかまり」や「興奮」も伝えてくれる。


‥‥というわけで今日は
娘が買ってきた別マの『君に届け』で泣くおばはんの
心の叫びブログでした。


関係あるのかどうか知らんけど『ワンピース』にハマれないのは、
歳のせいなのかしら‥‥