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おかわり

たーんとおたべ

あほとかしこ

今週のお題「方言」

方言って、ネイティブスピーカーでないと
つかむことが難しい感覚があると思うんです。

私は関西で生まれて育って、
いろんな人に会って、いろんな人の話を聞いて、
わかったり、わからなかったりして、
「4時ですよ~だ」見て習字送ったり、
晴れ時々たかじん」のパネル芸見て、学校の何かの発表のときまねしてみたり、
探偵!ナイトスクープ」見て、いずかたかに存在するパラダイスに憧れたり、
中島らも読んで、田辺聖子読んで、
もっとほかにも見るべきもの、見たものあるやろけど、
そんな感じです。

関西の人間は、言葉と一緒に特性というか、感覚というか、
魂とかパトスとでも言うべきものを育てるんやろうなと感じています。
確信してる。
言葉は、生まれ育った土地の魂と、直に、根深く結びついている。
言葉は、それだけできっと物語であり、呪術なんだと思う。

だから、朝ドラなんかで関西のが始まると、見てられへん……
イントネーション以前に、
このシーンでこの表現はありえへん、とか、
ここでこの感覚は絶対違う、恥ずかしい!とか。
外人は英語をしゃべる日本人をこういう感じで見てるんやろな、
ということを思います。
関西朝ドラは、永遠に「カーネーション」を放送し続けるべきだと思います。

 

自分は、文字起こしという仕事をしていて、
いろんなところのいろんな方言を聞いて、それを文字にするのが仕事で、
そして、それがおもしろくてたまらない人間です。
話者が発する言葉や声は、
姿は見えなくともいろんなことを表現「してしまう」ものだな、なんて。

 

ということで、
きょうは「関西独特の感覚」を詩で表現してみます。

 

「あほとかしこ」  

あほとかしこはよく似てる
かしこはあほとよく似てる
あほとかしこは
双生児

あほとかしこはよくまざる
かしこはあほとよくまざる
あほとかしこは
化合物

あほの中にあほを探すな
かしこの中にあほを探せ
かしこの中にかしこを探すな
あほの中にかしこを探せ

 

パクーリのポエーム。

少し補足いたしますと、関西には4つの型に人間を分類する方法があります。

・あほのあほ
・あほのかしこ
・かしこのあほ
・かしこのかしこ 

「★★の△△」という構造になっています。
★★の部分には、知識、学力、外見や社会的な立場から推察される能力など、
△△の部分には、本質をつかむ力、常識、柔軟性や対応力、おもしろさなどが入ります。
どうぞご活用ください。