音楽なんか
同年代の人としゃべってて、最近、立て続けに言われたのが
「音楽なんかもうきかないよね〜」。
若いころはきいてたけど、結婚して、子供も産まれて
今はもう、わざわざ音楽なんか聞かないんだってさみんな。
あと、本なんか読まないんだって。
音楽なんか、本なんか。
そんな風にくだらないものみたいにいわないで!
生活に直接関係ないものだからといって、軽んじないで!
洒落た服着て、お買い物行って、お友達とランチして、家でぼんやりテレビみて
でも「本なんか」「音楽なんか」っていっちゃう大人。
そんなの、あまりに切ないよ。
本も音楽も、今こそ本当の意味で楽しむ事ができると思うのに。
「娘と同じ歌を歌える」とかそんなCMあるけど
くだらない!
単にクソガキとおんなじ歌、歌って喜んでるヤツなんて
若さにしがみつきたいだけのただの必死なババアだい。
音楽、歌って、そんなんじゃない。
1年1曲でいい。一生モンの歌を見つけたい。
そんで、ずっとその歌について考えたり、思ったり、「ああ〜‥‥」って言ったりしたい。
それはもちろんカラオケなんかじゃなくて、一人の時間。
一人きりで、本や音楽に向き合う時間。
生活には何の関係もない。
ただの時間。
一銭にもなりやしない。でも、それがない人生なんて
どんなに華やかでも
どんなに賑やかで楽しくても
わたしにはつまんない。
「音楽なんか」って言ってしまう大人なんか。