おかわり

たーんとおたべ

伊賀泰代の「採用基準」を読んで、UNISON SQUARE GARDENの「mix Juiceのいうとおり」を理解する

今週のお題「冬の寒さ対策」

 

 

今日までの感情が明日を作るから
イライラも後悔もまるごとミックスジュース
12時過ぎても解けない そんな魔法があっても欲しくない
早く帰って眠らなくちゃ 

 mix juiceのいうとおり - UNISON SQUARE GARDEN - 歌詞 : 歌ネット

 

そうだよ。
魔法が解決してくれるんじゃないんだよ。
それがどんなにしんどくても、
あなたの人生において
本当に譲れない
たったひとつの大事なものなら、
自分自身で取っ組み合って何とかするしかないんだよ。 

 

 

きょうはお休みなので、したかったことを片づけていこうと朝から張り切ってたりします。よっしゃ、やったるで~!

とりあえず、朝イチは、読んだ本の感想をばーって書こう。ちゃんと内容がかたまってから書こうかなと思ったけど、うちトロいから1日じゃ多分無理やし、感想は熱いうちに出しときたいし、「あ~……違うな~」って思ったら書き足せばええかって思うから、暫定的に。

 

採用基準

採用基準

 

 めっちゃおもしろかった。

本って、すごいなって思った。

だって、私みたいなんが普通に生きてたら、一橋大学に行ってた人やら、海外留学してMBAとった人やら、マッキンゼーでお勤めしてた人やらに会って、「へ~!おもしろい!」って思うような話を聞かせてもらえるなんて可能性は、ほぼゼロやん?それが、図書館で借りてきた本の中にこれでもかって載ってる。

それはさておき。

特に予備知識も必要なく、シンプルな力強い言葉で「どういうやつと働きたいのか」とか「こういうやつが好きやし、なりたいし、目指すべきやし、今求められてるんや!」というのが、わかりやすく書いてありました。怖がらなくても読めます。最初に著者がどんな人となりなのかが書いてあったので、そこもとっつきやすかったです。

どこ読んでも無駄なくおもしろかったのですが、(これが「バリュー」ってやつなんでしょうね、すごい)第4章、第5章が特にめちゃくちゃおもしろかったです。

私は、今子どもを3人育ててて、んでPTAの役員とか柄でもないのにやる流れに乗せられてしもて、めんどくさいの大っ嫌いやのに主体的に何かに取り組まなくてはいけない状況にいます。誰かが決めてくれ!とも正直思うけど、こうなったらこうなったで、自分でハンドル握って運転すんのって結構おもろいな……と思ったりもしてます。

私はばりばりのかっこいい職場で働いてるわけでも何でもないので、どうしても日常的な次元で本書の内容を考えざるを得ません。で、P役員とかやってて感じたことを思いました。私は割と「こうかな?」と思ったら人前でも言えるし、誰かに何か言われても「あ~、そうか」とか「いや、違うやろ」とか思えるし、言えるらしいのですが、意見って案外言われへんもんなんですね、みんな。優しくて気遣いできる人ほど、たくさん考えて、最終的に結局遠慮しはる。

ことし、一緒にPのメンバーになった人は、もともとの知り合いでも何でもなくて、顔見知りもしくは初対面の人ばかりで構成されていました。みんな、いい子やったけど、「どないしよ?」って聞いたとき、いっつも同じ子ばっかりやねんね、意見出すのって。意見出すには知識が要って、自分やったらこうするって思いが要る。で、最後に「言うても大丈夫なんや」っていう信頼が要る。

私たちは普通のおばはんで、「人おらんねん、助けて」って呼ばれて来た人ばっかりで、この本に書いてあるみたいに「どうしてもマッキンゼーで働きたい!!!」……ってテンションじゃない。でも、みんな真面目で、引き受けたからには一生懸命したいなっていう、いい子たち。1年前、やったことないことを前にして、みんなで「どないしよ……」ってなってた。で、とりあえず回り始めるまでは自分が回すつもりでいたけど、自分がいいなって思っていることや、こうしたいなって思ったことは言えるようにしたいなって思ってた。リーダーシップなんて大それたものじゃないけど、みんながそれぞれ「ああかな」とか「こうじゃない?」とか言えるようにはなった。この本に書いてあるみたいに、最高のスピードでマックスのバリューを出して……とかは無理やけど、そこはうまいこといったなって自画自賛。自分で回すつもりもないのにごちゃごちゃ口だけ出してきよるようなやつが中にいなかったことは、本当にありがたかった!(やっぱり外にはおったけどね……)

メンバー全員にこの本に書いてある姿勢を強要することは、私にはちょっとできないけど、自分自身が第4章や第5章に書かれてあるような姿勢で物事に取り組んでたら、「あ、こういうふうにしたらええんか」って気づいてくれるかもしれんしって思った。わからんけど。こういうふうにすればうまくいくってことをメンバーの誰かが知ってたら、「うちらも意見は言うけど、あんたが決めり」とか、「それ無駄やで」とか、「違うところ行ってるで」とか言えるかなって。

この本では「これはリーダーシップじゃありません」って書いてあったことも、みんながみんな基本ルールを徹底できていない状況下なら絶対必要やろって、そこは突っ込み。普通の職場や地域やったら、「まあまあ……」とか「そう言うてもあれやろ、な?」的な、丸め込みとか、情に訴えるとか、そういうのって要ると思う。
でも、それでも……真にリーダーであろうとするなら、「これはリーダーシップじゃありません」ということはいつも意識しておくべきなんやろうな……とも、これは自分に突っ込み。現実と向き合い、理想を手放さず。


UNISON SQUARE GARDEN「mix juiceのいうとおり」ショートVer.

   

昨日の理想が今日砕けちゃっても
机の奥に入れてstill trust in my heart

 

サイコロを振り間違えて ふりだしに戻されても痛くない
次の一歩は別物でしょ

 

真冬でめっちゃ寒いけど、こういう生き方できたら人生も世の中も熱くなるやろなって、ああ、いいなって、元気出るよ。
そんな本。

 

 ……で、ここまで書いて投稿して、
そんでいろいろ読んで、
この記事にたどり着き、「くそ~……おもろいな」と思うわけです、はい。

なんで全員にリーダーシップを求めるの? - Chikirinの日記

 

 

 

全世界のスケールで右往左往したい 


たとえほかの誰かにとって些細な出来事でも、
自分が引き受けたこと、
本当に大事だと思っていることなら、
どうしようもなく
「全世界のスケールで右往左往」しちゃうでしょって思う。
みんながそれを笑っても、
私は笑わない。
もちろん、そこまでこだわる必要がないのならそう言うし
間違ってるなら違うんちゃうって言うけど、
笑ったりばかにするのは絶対違う。
おまえが冷めるのは結構やけど、
私の愛する友達を、私の子どもを、この世界を
そんなふうに笑うやつは許さない。

そんじゃーね(^^)