おかわり

たーんとおたべ

置いていかれる

朝が涼しかったり
夕暮れ空が高かったりすると
夏が過ぎ去っていく足音を感じて
まだ夏真っ盛りなのにちょっと寂しくなる。


ああ、ちょっと待って!
まだもうちょっと待って!!って
あられもなくすがりつきたくなるのを押しとどめたりしてる。

 

宿題、早よせな!

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BABY

aikoのBABY買うた。

 

BABY

BABY

 

 

高2の娘が歌詞カードを読んでいた。

そして、ふと顔を上げ、真剣な表情で私に問うた。

 

「お母さん、aikoはいつ幸せになるん?」

 

 

……そんなん知らんやん。

既に幸せにしたはるのと違うの?

ええ曲書いて、ええ歌いっぱい歌てはるし。

 

どの曲の歌詞、読んでたんやろ……気になる。

コップで遊ぶりんちゃんとたまちゃん

プラコップを押して遊ぶセキセイインコ

 

りんちゃんが白い子、たまちゃんが水色の子です。

仲がよいのだかどうなんだか、微妙な2人です。

たまちゃんは、りんちゃんのまねばかりします。

そのくせ、マウントとろうとします。

「えっ、何?何で??」と、ビビりつつ、うっとうしそうな、

強く出られない気弱なりんちゃんです。

指にたまる経験値

夢と挫折、かぁ……
じゃ、ちょっとお話ししよっかな。
長いで(^^)


www.gosen-dojo.com


この記事、まさに自分のことなのですごい響いた…… 
個人請負契約といえど、私は若者ではなく主婦で、目標収入額は扶養の範囲内なので、この記事には該当しないと思います。仕事は個人請負の在宅データ入力、いわゆる内職です。何の保障もない。でも、子どもが小さいので、パートに出るより時間の融通がきくし、病気や行事などの際にはとても都合がよいです。あと、何より私はおうちが大好きです。煩わしい人間関係はないのでとても気楽です。PTA活動なんかも無理すればできちゃいます。

 

それはそうとして、私はこの仕事を始める前、「モンスターハンター」というゲームをたしなんでいました。でっかい怪物を腕一本で倒していくゲームです。こつこつ集めた材料をもとに作成したかっこいい武器や防具を身にまとい、日夜狩猟に赴いていました。冒険心を膨らませられ、心踊ります。一撃で死亡する攻撃に怯えつつ挑む勝負に、野生動物の気高さを感じて敬意を抱いたり。とてもよいゲームだと思います。義務教育にすればいいとすら思います。狩りに出かける前の下準備や段取り(気候、地形、ターゲットの特性などによって持ち込む道具を変える)、仲間との連携、現場での緊張、集中、対応力。知識と技術を総動員して挑む狩りからは、いろいろなことを学べました。


で、その次にはまったのが、今やってる仕事だったりします。

文字起こしなんですが、似てるんですよね、モンハンと。下準備や段取りが必要(顧客によって仕様が違うので、作業前に把握しておく)な点もそうだし、音に合わせてタイプしていく感覚は、モンスターの動きに合わせて大剣ためたり、盾構えたり、ころりんしながら懐に飛び込んだり、尻尾振ったのをかわして足叩いたり、そういう感覚に本当にとても似ています。知識と技術を総動員して挑む感じがたまらん楽しい(まだまだハンターランクでいえばやっと上位に入ったぐらいのヘボやけど、ヘボはヘボなりに)。知ってる言葉や新たに覚えた言葉(固有名詞、慣用句、副詞、地名)、鍛え育てた単語登録、マシンのスペック、導入したソフトウエア、拡張入れたブラウザ、使えるサイトを集めた「お気に入り」……それはそのまま私の武器と防具です。それから、正確な入力は、話者に対する敬意が担保します。私の言葉ではない、話している人の大事な大事な言葉として文字にしていくんです。

 

こんな感じの、地味で地道な、時間ばかり使う作業、他人にとっては取るに足りないただの内職です。やけど、私が心でどう捉えるのかは私の自由やん?って思うから、こんなんでお金もうてええんかな??っていつも感じます。音質が悪かったり、やたら固有名詞が多いときや、めっちゃ細かい仕様があるときは、さすがに「ううう、全然わからん!苦しい!!」ってなりますが、それはそれで。あれは卵運びに似ています。ひたすら苦しい……。でも、やりきったら満足。結果出たらさらに満足。失敗は、次回に生かす。何度でもチャレンジできる(契約先による手厚いOJT)。そこも似ています。


最初はそれこそ時給300円とかの世界で、本当にあほみたいでしたが、プレイしている感覚がモンハンみたいに楽しいし、何よりお金もらえる!!って思ってやっていました。搾取といえば搾取かもしれないけど、自分の中にある「面白い!」には勝てませんでした。絶対、うまくなったるねんって、毎日稽古に励んでいました。真っ赤っ赤の訂正原稿を毎回返されて、「ほんまにできるようになるんかな?」「無理やどうしよう」ってなったりしたけど、「自分が投げなければいつか何とかなる」、「この赤いところ全部覚えたら100点やん!」……ってあほみたいに信じてた。「そこまでやらんでええん違うん?うちら、ただの内職やで?」って周りみんなに思われてたと思う。「まるで受験勉強やね」って言われたりした。けど、私がおもろかったから、あほみたいにのめり込んでた。で、3年たった今もやっぱり、同じように「ああああ~!!このミス、恥ずかしいぃぃぃっ!!」ってPCの前で叫びながら、あほみたいに赤字原稿見直してる。

お金では「好き」は買われへん。
いつでも「好き」になれるわけじゃない。
誰もが「好き」に出会えるわけじゃない。
大人になったら嫌でもわかる。
「好き」は、非常にまれで、とうといものなんだって。

 

今、この手の中にある、私の中にある「好き」という灯が消えたとき、
それが挫折なのかもしれない。 

 

……と、いろいろ思っていますが、近い将来、この仕事もコンピューターにとってかわられるんやろうなとも感じています。100年後、いやぁ20年後、人間のやる仕事はまだ残ってるのかな。 

 

Netflix火花お題「夢と挫折」

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7月も半ばを過ぎて

先日、朝から夫に叱られました。

「お前、いつまで居間にホットカーペット敷いとくつもりや!!」

 

……暦7月、お怒りごもっともです。

 

というわけで、涼しげな敷物にかえました。

夏が来た!

 

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消耗品

今年度は、いろいろ人と会う機会が多いです。
去年、おととしと比べると格段に多い。
前2年は、お仕事の修行中で引きこもってたもんなぁ。
毎日毎日パソコンにへばりついて、用事例めくって、キーボード打ってた。
打って変わって、ことしは外に出る用事が本当に多い。
寡黙だった私のLINEは饒舌にポキポキ言うし、
ほぼかけることのなかった電話は毎日してる。
んで、何より部屋着じゃない服着て、化粧して外に出かけてる。
激変やわ……

「楽しくせな」「楽しくさせな」と思って、
初めは頑張ってたんやけど、
そのうちだんだんほんまに楽しなってきて、
ああ、そういうのいけるんや、私……
とか思ってたんやけど、ある日気づいた。
最近、やたらめったら無駄にひとりでドライブしてることに。
タクシーでもないのに、町なか車で流してる。
目的もなくブーンと車を走らせて、
ただ、ぼー……としてる。

それも人とたくさんお話しした後とか、
たくさんの人がいるところに行った後に、てきめん。

人と会うのも、話しするのも、心からめっちゃ楽しいねんけど、
知らん間にすり減ってるところがあったみたい。
気づいたとき、びっくりした。

あるんやね、そんなこと。

蟷螂の斧

まだ幼く若い蟷螂に
鎌を振り上げ威嚇された

小さな小さな
翡翠色の命の
精いっぱいの強がり
気迫と真剣さ

最大限のファイティングポーズで
じっとこちらを睥睨し
それからぴゅっ!と逃げていった

はかない2丁のその斧を
蟷螂の斧だと笑うことは
私にはできなかった


お前は立ち向かってるか?戦っているか?

と問われた気がした
そんな初夏の夕暮れ

 

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お題「この色が好き」