おかわり

たーんとおたべ

帰路

いつの間にこんなに遠ざかっていたのか
変わらないと確信していたはずなのに
すぐ隣を歩いていたはずなのに
同じ歩調
同じ景色
たった数度ずれていたのか
もう届かない

そのことに
悲しみさえ感じない
寂しさ

早くなった日暮れ
いつもの帰り道
テールランプに照えるハンドル
伝う振動