ひなを拾わないで
朝、幼稚園に2号送って行ったら
先生が「おかあさんっ、見てくださいこれ〜!」って
青い箱を持ってこっち来た。
中をのぞくと、小鳥のヒナでした。
「幼稚園の前の溝に落ちてたんです〜!」って。
わたくしここでよく
「ひなを拾わないで」って読んでたもんだから
そん時ついおもわず
「ダメですっ!野鳥のひなは拾っちゃダメなんですっ!」って
強めに反応してしまったのですが
先生はどこをどう捉えたのか
「おかわりさん、どうですか、おうちにつれて帰りませんか〜?」。
‥‥なんでやねん。
「ですから、野鳥のひなは拾っちゃダメなんですってば‥‥
‥‥ヒャ!‥‥かわいい‥‥(しまった!)」
スズメサイズだけどスズメじゃない
おしりのあたりが黄色いひなでした。
目元に模様はありません。なんのヒナやろ‥‥
とか思いながら、ひなタンをじーっと見てたら
先生がまた
「スズメのひなだ、って子どもたちはいうんですよ〜。
どうですか?飼いませんか?」
だからなんでやねん‥‥!とつっこみつつ
「いやぁスズメじゃないですよぉ‥‥かわいいですね」
って返事したら、横にいた別のかあちゃんが
「ひばりじゃないっ?!ひばりのひなの、まだちっちゃいの!」
とかてきとーな事ほざきよる。
「‥‥ひばりはもっと、あきらかにでかいやろ。
この子、たぶん産まれたてとかじゃないよ。
口元が黄色くないから巣立ちの直前ちゃうの‥‥かわいい」
「おかわりさん、詳しいですね〜!
どうですか?!連れて帰りませんか!?」
「だから野鳥のひなは拾っちゃダメなんですぅ〜!
野鳥の会でキャンペーンやってるんですよ!」
「おかわりさん、詳しいですね〜!どうですか」(以下ループ)。
なんでやねん。
ヒナをみつけた | 野鳥を楽しむポータルサイト BIRD FAN | 日本野鳥の会より引用。
Q.どうしてヒナが地面にいることがあるのですか?
A.野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽が生えそろうとすぐにすだ巣立つので、巣から飛び出す段階ではうまく飛べずに落ちるものもいます。でも、怪我をしていなければ、親鳥が給餌や誘導をするうちに、少しずつ飛べるようになると考えられます。
Q.ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A.巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒してやって来られません。ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になるので、その場を去る方がよいでしょう。
Q.ネコやカラスに食べられないでしょうか?
A.心配ならば、ヒナを近くの茂みの中に置いておくこともできます。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう
Q.人がヒナを育てることはできないのですか?
A.たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1ヶ月)に「何が食物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナは自然の中で生きていけるとは限りません。 なお、怪我をしている、希少種など、放っておけないと判断される場合は、裏面を参照して自治体などに相談してください(野鳥は許可なく捕えたり、飼うことはできません)。
ためになりますね。
とりあえずこんなかんじの事は
お伝えしたつもりなのですが‥‥。
けっきょく、副園長先生がご自宅へ連れ帰ったそうです。
元気にえさも食べてますって。
うまく育つといいな‥‥!
他のかあちゃん達には
「あんたの考え方は幼稚園児向けじゃない。
小学校高学年以上向けや!
園児には、そっちの方が正解なんちゃうの?」
と言われた。
うち、幼稚園のせんせにはたしかに向いてないかもしれん‥‥。
でも野鳥のひなは拾っちゃダメなんだよ〜!!
こちらで入手できる「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンのポスターを
幼稚園に持っていくかどうか迷ってます。