スミスを贈るべきか悩んだ話
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シラミ。
頭につく、むいむい。
わたくしが小学生の頃にも爆発的に流行しました。
そのせいか「シラミは特別不潔にしてなくても簡単にうつる」との思いもあって
子どもの学校や幼稚園でシラミ関連のペーパーが配布されるたびに
「ちょっと頭見せてみ」と子ども二人のシラミチェックをしていました。
夏前のある日、そのチェック中に、なんか、白いのついてました。
「‥‥フケ、だよね?つうか、フケであってほしい‥‥」と願いつつ
そのブツをよく観察してみると
真っ白ではなく、内部になにか薄茶色のものが。
そして、爪で「ピー!!」ってつまんでひっぱらないと取れない。
こ、これは‥‥!!ウソだ!ウソだといってくれ〜!!
‥‥はい、タマゴでした。
シラミつぶしにさがして、計15個採取いたしました。
「特別不潔にしてなくても簡単にうつる」
との知識はありました。ありましたが、
虫のタマゴが頭に。
虫が、頭で、繁殖してる!
ショック。
以下、わたくしのしたこと。全てほぼ同時進行で。
- 学校に連絡
「どうやらシラミのタマゴらしき物を見つけたので、取り急ぎご連絡させていただきました。成虫は見つけられなかったので、お手数でなければ保健の先生にフケなのかタマゴなのかを確認していただけるとありがたいです。」って、言ってみた。そしたら見てくれたみたいで、折り返し連絡くれました。「タマゴ、探したけれど見つけられませんでした。」だって。大繁殖じゃないから見つけられなかったのかしら。 - スミスリンを購入
[rakuten:webdrug:842699:detail]
速攻、買いに行きました。買いに行ってびっくり。‥‥高ぇ!!使用方法を聞いてさらにびっくり。完全駆除には家族全員が計4回シャンプーせねばなりません。1回で1瓶使い切ってしまうので、2500×4=10000えんっ!!!!ひぃ〜!涙が出ちゃう。でも買う。迷いが生じるといけないので4個いっぺんに買っちゃう。ちなみにこのシャンプーには梳き櫛もついてます。虫・タマゴを漉き取る、目の細かい櫛なのです。親切。でもその櫛にはでっかく『スミスリン』と商品名が印刷してあります。‥‥不親切。 - よくいっしょに遊ぶ子の親に連絡
「うつしてたら、ごめん!!ほんとうにごめんっ!シャンプー使っても完全駆除に1週間かかるから、しばらくの間はいっしょに遊ばないほうがいいと思う!ごめんね!」と、まず謝る。とりあえず謝る。それから、とても自分も驚いている事やショックだった事を話し、次にシャンプーやシラミ潰しに駆卵虫してることなど、「誠意を持って対処してる自分」をアピールしてみた。もちろん、数日にわたって。幸い誰にもうつしてなかったみたいで、そっち方面のトラブルはなし。不幸中の幸い。 - 寝具を洗う 干す 布団乾燥機の『ダニ退治モード』を活用
スミスリンの日は特に徹底しました。ほんとは熱湯消毒したほうがいいらしいですね。そこまではせなんだ。ごめん。「55℃で10分」で死ぬらしいけど。 - 子どもに話す
ショックを受けないようにやんわりと話しました。その上で、お友達の帽子をかぶらない、お友達と頭をくっつけない、など注意喚起。あと、1週間の間は放課後の約束を取り付けないように、やさしく諭してみた。親によっては嫌がる人もいるだろうしね。 - 情報収集
主にネットで。対処方法、駆除方法、シラミの習性等を。もちろんブクマにシラミフォルダを作成。当時はあまりにショックで、さすがに「はてなブックマーク」ではブクマれませんでした。今なら出来るかな。タマゴは約1週間で孵化すること、成虫は約2〜4週間でタマゴを産むようになること、1日5から8個産むことなどを知る。じゃあ、15個ついてたってことは、3〜4日前にうつったんやね。早期発見できて、よかった。 - 家族全員のシラミチェック
もちろん、自分も。それと、スミス櫛でマメにすいた。セルフチェックには限界があるので、シラミに抵抗感のない友達にみてもらった。虫・タマゴともに発見できず。ほっとした。けど、それでも、ちょっとでも頭部に掻痒感があると「‥‥ま まさか!!」と焦ってスミス櫛。やりすぎて頭、ヒリヒリしだす始末。トホホ‥‥。
そんなこんなで大騒ぎしてたら
近所の子もシラミで大変だって話を人伝いに聞きました。
しかも、一家全員らしい。それも、大繁殖らしい。
って聞いて
いや〜!大変!かわいそっ><と同類相憐れんだのですが
そこん家は大繁殖にもかかわらず、シャンプーは使わなかったらしいです。
理由は「高いから」。
‥‥そ、そうか。そうなんだ‥‥。でも
駆虫するまでに他人にうつしたらどないすんねん!!!
またうつってきたら、うち、もういっぺん一万円出してシャンプー買うのか‥‥。
ああ、スミスさん‥‥。
あんた、頼りになるけど、高いよ。